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‘ブックジー’ カテゴリーのアーカイブ

古書交換会の記事が公開されていました。

2009 年 6 月 4 日 木曜日

古書の町として名高い神保町の古書交換会の記事が公開されていました。

お宝本を探せ!――神保町の古書交換会でプロの技を見た

読んでみて、特に気になったのは、古書交換会では『目利き』ができるかどうかが問われるという点。

たしかにそうだとは思います。
なにしろ古書とはゴミと紙一重の品物。
「いつ、いくらで売れるのか」がわからないと、とんでもない価格でとんでもない品物をつかんでしまいます。あげく棚にこびりついて、捨てるもならず売れもせず、と大弱りしてしまいます。
こういった場では、目利きの力は特に重視すべきものでしょう。

とはいえ。

自分はこの目利きの力が要るという点がひっかかるのです。

この『目利き』というスキル、職人芸というべきもので、誰にでもできるものでもありません。

ですが、なにしろ古書は単価がそれほど高くないことも多く、高かったとしたらそうそう売れるものでもない、と来ています。職人芸を持つ人にお願いするとなると、本来それなりに高い報酬が必要となりましょうけれども、そも利益があがりづらいので払える額も限られてしまいがちで、結果として人にお願いするということがやりづらいのではないかと思います。

結果、店主が仕入れられる量がイコールお店の仕入れの限界となってしまいがちで、量を扱いづらいのではないでしょうか。

ビジネスとして考えた時、この問題は大きいのではないかと思うのです。

ブックオフオンライン ネットでの古本買い取りが前期比20%増とのこと

2009 年 5 月 24 日 日曜日

少々古いのですが、興味深い記事を見つけました。

ブックオフオンライン ネットでの古本買い取りが前期比20%増

今後はネットを利用するのがトレンドという考え方は正しそうです。
まあ、わざわざ古本屋までとても重い本の山を運ぶくらいなら、自宅集荷でまとめてポンと送れる方がよほどいいですよね(笑)

そしてやはり日本一だけあって規模がすごいです。
・毎月130万~140万点の古本
・多い日には、1日に2700箱もの古本入り段ボール
ここの買取価格はうちだけでなく他の同業者と比較してもぶっちぎりで安いんですが、それでもこれだけ来るというのはすごいです。ネームバリューの力でしょうか。
というか、むしろあれだけのネームバリューがあるから限界まで買いたたく手法が成り立つのかもしれません。

ペリカン便がおかしなことに

2009 年 5 月 19 日 火曜日

メジャーな個人の宅配と言えば、ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパック、そしてペリカン便。

ところがそのペリカン便がなんだかもめているそうです。

「郵政・日通」連合から荷主が逃げ出した

4月1日、日本郵政グループ「ゆうパック」と日通「ペリカン便」を統合するJPエクスプレス(JPEX)が事業を開始したのですが、
「ペリカン便をなくすのはいかがなものか」
と日通側が抵抗しているのだそうです。

諸々の事情があるのだろうとは思うのですが、このトラブルによりサービスに悪影響が出る恐れもあります。

ペリカン便の利用を検討する際には、もっか未解決のトラブルを抱えている点を考慮した方がよさそうです。

コスト削減とはケチケチ運動か

2009 年 5 月 11 日 月曜日

前々から疑問に思っていました。

それは、ケチケチ運動はコスト削減に本当につながるのかということです。

コスト削減をうたい、ケチケチ運動を進めるのは私もよく見たことがあります。
たとえば紙代の節約のためチラシの裏をメモ用紙に使うようなものです。
ですが、よく観察していると、そのチラシをメモ用紙にするために社員が10分から20分くらいかけてせっせと作業していたりするのです。
社員の給料はどう考えても1000円を超えるのですから、仮に10分で終わっても六分の一で160円です。メモ用紙など100円もあれば余裕で買えます。
なんのことはない、ケチるためのコストで削減できたコストを優に越えてしまっているのです。

――ケチるための手間暇が結局コストになって、ケチったことによるコストダウンは効果が薄いか下手をすると逆効果になっている。ケチケチ運動をもってコスト削減するのは難しいのでは――?

それがずっと疑問だったのです。
よほど浪費しているような場合は別として、ケチケチ運動はしょせん見世物としての性格が強いような気がします。あるいは虚構の達成感を得るためかもしれません。なんにせよ、手間暇かけて今のコストを別のコストに振り替えて問題を見えにくくしているだけではないのでしょうか。
一社員として芝居に参加するのはいいとしても、店を回す立場の人間がケチケチ運動を進めてコスト削減をやったつもりになっていてはいけないと思うのです。

なのでケチケチ運動を私は嫌っていて、これまでやらずにいたのですが、これはコストダウンを怠っていることになるのであろうか、と少し悩んでいました。

今日、たまたま読んだ本で、悩みが解けました。

「コスト削減とはケチケチ運動ではない。大きなコストダウンはケチケチ運動などで達成されるものではない」 
『無在庫販売のすすめ方』より

「そうですよね!」
と我が意を得た気持ちでした。
これまでの方針は間違っていなかったと安どするとともに、今後もこれまでどおりにやっていこうと意を強めました。

思いて学ばざればすなわち則ち殆うし。
先達の教示はありがたいものです。

売れ残りはどうしたものか

2009 年 5 月 9 日 土曜日

商品すべてさばければ一番ですが、なかなかそうもいかないもの。
当店でもやはりかなりの量は売れ残ってしまいます。
古本はもともと売れのこりやすい品物ということもありますが、堅めに見積もってだいたい売りに出した後3か月経った後でも半分以上が売れ残ると考えておいたほうが無難でしょう。いい品物はそれこそ売りに出したその日に売れていきますが。

さて、そういう自店のルートでは売れない品物を後生大事に抱えていても仕方がないわけですから、これはなんとかしたいもの。
自分で売る自身のない品はさっさと処分して、新たな買取強化に移りたいところです。

いい販売ルートを開拓するか、別の販売ルートを持っているお店と提携できればいいのですが、さて。

古本の過度の価格下落は業界に影響しないのだろうか?

2009 年 4 月 30 日 木曜日

古本の価格下落がすさまじいです。
1ヶ月で半額になることも珍しくなくなってきています。ある本など、1週間目を離しただけで1400円から1円まで暴落してしまっていました。
不景気や書籍離れなど、さまざまな原因は推測されますが、なんにせよ異常な下がりぶりと言わざるを得ません。

さすがにここまで来ると出版業界自体に対する悪影響が気になってきます。

これは前々から思っていたことなのですが、ここまで古本の価格下落が激しいと、新品の本はかなり売れなくなっているのではないでしょうか。
すこし年代が下がっただけでも簡単に売価が1円まで下がってしまう昨今、定価販売を絶対とする新品の本など、わずかな汚れでも気にする人か、あるいはコレクターくらいしか買い手がつかなくなりそうなものです。昔はここまで古本と新品の差が激しくなかったため、個人の好みで選択する感じでしたけれども、さすがにここまで差がつくと新品の出る幕はほぼない気がします。

してみると、今後はいっそうの重版控え(売れないので)や書籍のデータ化(売れなくて書籍の作成コストも賄えないので)が進むかもしれません。
Amazonも電子書籍を販売するための用意を進めているようですし(たぶんiPodの書籍版という感じになるのでしょう。専用機器を用意しているあたりもそんな感じがします)、変化が大きく目に見えるようになるのも案外そう遠い未来の話ではない可能性もあります。

追記:電子書籍の問題
電子書籍は今特に携帯で伸びている分野ですが、提供側としても、書籍の電子化やインフラ整備にお金がかかる上に競争も激しいことから、そう簡単に参入できる分野でもありません。
所有コンテンツが生命線の出版社もなるべく品を外に出さずに自前でやろうとしますから、販売を許されるのは2線級のものや年度落ちのものだけという状態も起こります。

また購入側としても、読むための機器を立ち上げるのが面倒、読み込みが遅い、機器を持ち運ぶのも面倒くさい、簡単に持てる大きさのものは画面が小さくて見づらい、といって画面を大きくすると持つのが大変、といった諸問題を抱えます。商品の購入価格も決して紙ベースの書籍と比べて安くはありません。

結局提供側も購入側も紙ベースのほうが良い、となって、これまでのところ書籍が淘汰されずに済んでいたとも言えるでしょう。

他社サービスを研究中

2009 年 4 月 29 日 水曜日

最近仕事がひと段落したので、再び他社のサービスを研究しています。

詳しい研究内容は部外秘ですので、ここでは書けません(笑)

ですが、やはり一流の会社はオペレーションひとつとっても洗練されておりますね。
一流になる会社はそれだけのサービスをもっているものだ、と感嘆させられました。

他社のものであろうと、良い仕事を拝見するとうれしくなるもの。
良い刺激を受けることができました。

ブックジーのサービスについてもまた新たな観点を加えつついろいろと考えていこうと思います。

溶け切る前に売れるか―スピード命の古物販売

2009 年 4 月 28 日 火曜日

アイスクリームは冷凍庫から出しておくと溶けてしまいます。

商品価値はゼロになると考えて差し支えないでしょう。とけ切ったアイスクリームを再度売りに出すのは困難かと思います。

古物も同じで、時間がたてばたつほど溶けます。
物理的に溶けるわけではないのですが、価値的に溶けます。どんどん値が下がっていきます。
しかもアイスクリームは冷凍庫に入れておけばいいのですが、古物は大事にしまっておこうが見る見るうちに溶けます。

特に昨今、溶け方がひどいです。一ヶ月経たずに価値が半分になるのもまれではありません。
溶け切って1円になる本も大量に出ています。

結局のところ、溶け切る前に売るしかない――そんなスピード勝負に追い込まれていると感じます。
スピード命で売ろうとすると畢竟価格勝負から逃げることができなくなり、結局首が絞まるのですが、仕方がありません。

まったく、これでは古本屋という業態が儲からないのは当然です(汗)

気持ちを下取りに

2009 年 4 月 24 日 金曜日

ときどき古書を検分しておりますと、物が挟まっていることがあります。

しおり代わりにしていたものをそのまま挟みっぱなしにしたのでしょう。
これが千差万別で、挟まっているのは普通のしおりだけではなく、請求書、鳥の羽、時には給与明細であったりします。

そんなしおり代わりにされているさまざまな物品のなか、なんとも言えない気持ちになるのが、謹呈と書かれた筆者の手書きの礼状。

筆者さんからなにかのご挨拶で頂いたのか、直接サイン会か何かに行かれたのか、それはわかりませんが、なんにせよ感謝の気持ちをこめて書かれ、そして渡されたものなのでしょう。

その気持ちがさらりと下取りに出されているわけですから、ううーむ、と世間のシビアさを感じてうならずにはいられません。

なお当店も気持ちに値段をつけるわけには参りませんで、著者謹呈の礼状が入っていても買値はあがりません。あしからず。

ヤフオク用の簡単な出品支援用システムを開発

2009 年 4 月 22 日 水曜日

タイトルの通り、簡単なシステムを作ってみました。

といってもデータベース化している品物情報の名称や出版社名等を予め作成していたテンプレートに埋め込んでHTMLを作るだけのものなのですが(其の他の中古価格などの情報はもちろんリストで見られるわけですが、それはもともとの機能ですので割愛)、これだけでも結構省力化になります。

今日の半日くらいはこれでつぶれました(笑)
が、今後のことを考えると見合うでしょう。

システム化は2回か3回ていどのことを行うのに実行すると開発コストのほうが高くついてしまって話にならないのですけれども、ルーチンワークで何度も行っていくのであればシステム化した方が得になりますので、こういった簡単なものでも回数の多いものはなるべくシステム化を進めて省力化を図っています。

こういう省力化を図っていかないと、あっさり赤字転落するのがこの業態の厳しいところです。